夏の花粉症その種類と対策
花粉症といえば、春のスギやヒノキの花粉症がよく知られていますが、夏にも花粉症を発症することがあります。
ゴールデンウィークを過ぎても花粉症がよくならないという方は、夏の花粉症を疑った方がよいと思います。
原因となる花粉の種類と症状
夏の花粉症は、涙目など目の症状が特徴的です。
あとはくしゃみ、鼻水、鼻づまり。
熱っぽく感じることもおおく、夏風邪と勘違いされる方も多いようです。
夏の花粉症の原因はおもにイネ科のカモガヤ、オオアサガエリの花粉が原因となります。
春の花粉症シーズンが終わる5月頃から飛散し始め、7月頃まで飛散します。
しかし、このシーズンは梅雨で湿気も多く花粉が飛散しにくいのです。
ところが、梅雨のない北海道なんかは、花粉が飛散しており、この地域では夏の花粉症患者さんが多いです。
しかし、これらのイネ科の花粉は、スギやヒノキの花粉などと違い数十キロも飛散せず、せいぜい数十メートルの範囲にしか広がりません。
その植物の近くにいなければ、症状を抑えることができます。
花粉の飛散時期を前もって確認し、時期が来たらその場所に近づかないようにすることで予防できます。
また、春の花粉症と同じように、マスク、メガネなどで花粉を防御することも効果的です。
どうしても、防ぎきれず症状が治まらないときは、やはりアレルギーの飲み薬や目薬、点鼻薬などで症状を軽くする対症療法を行います。
医療機関でも処方してくれますし、ドラッグストアなどで手軽に購入することもできます。
イネ科以外にも、実はイチゴも花粉症の原因となり得ます。
イチゴはシラカバ科の植物でシラカバ花粉症の方はイチゴでも症状が出ることがあります。
家族でイチゴ狩りなど行かれる方はご注意してください。
花粉症を予防する食品
最近は花粉症を予防する食品などがクローズアップされています。
甜茶(てんちゃ)は、花粉が飛ぶ2週間ほど前から飲み続けると花粉症の症状を抑える抗アレルギー効果があることが医学的にも証明されています。
レモンバームにも同様の効果や症状によるイライラを抑える効果があるといわれています。
そして、ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌は、体の免疫力をあげ、花粉症を発症しないような体質に改善してくれる効果があります。
これらの食品を積極的にとり、症状の緩和をはかってみてはいかがでしょうか?
夏の花粉症は、夏バテと重なり症状が悪化しがちです。十分な睡眠をとり体調管理することが大切です。