恵方巻きの食べ方2015!ルールや方角の紹介
今では、全国的に食べられるようになった恵方巻き。
その年の縁起を担いでいただく具のたくさん入った太巻きです。
節分に食べるこのおめでたい恵方巻きには、
正しい食べ方があるのでしょうか?
紹介したいと思います。
食べ方のルール
① 太巻きは、ひとりにつき1本用意する。
福を巻き込むからこそ巻き寿司。
縁を切らないように包丁を入れてはいけません。
1本まるごと食べます。
また、巻き寿司を鬼の金棒に見立ててそれを退治するという意味もあります。
② 恵方を向く。
恵方とは、その年の神様がいる方向で、
最も良いとされている方角です。
2015年は「西南西」です。
③ 願い事をしながら、一気に黙って食べる。
喋ると運が逃げるので、最後まで喋ってはいけません。
そして、上品に切り分けたりせずに一気にかぶりつきましょう。
途中で休んだりするとご利益がなくなってしまうそうです。
これがなかなか出来そうでできないですよね。
うちの子供たち、普段は静かにご飯を食べていますが、
恵方巻きを食べるときは、
「しゃべったらダメ!」
というと無性に喋りたくなるようで、
無言で完食できたことがありません・・。
地域によって温度差あり
「恵方巻き」は、広島県のセブンイレブンが、
「節分に恵方を向いて無言で太巻きを丸かじりする」
という関西の風習をもとにネーミングし、
広まっていったものです。
ですので、関西方面の認知度が高く、
関東や北海道では、「食べない」というご家庭も多いです。
節分といえば、やはり「豆まき」のイメージが強いようです。
豆まき以外にも、「福茶」という、
お豆と茶葉を一緒に入れた香ばしいお茶を飲む風習、
「福豆」という歳の数だけお豆を食べて一年の健康を祈る風習などが、
残っている地域もあります。
しかし、恵方巻きは、
「豆で部屋が散らからないので掃除をせずにすむ。」、
「晩御飯は、恵方巻きにすればよいからメニューを悩まない。」
など、主婦の圧倒的指示を得て勢力を拡大しつつあります。
恵方巻きの方角は?
恵方って毎年誰が決めているのだろう?
と思う方もいると思います。
これは、方位吉凶表というのがあって、
それに基づいて一定の法則で、
方位が定まっています。
恵方は、「歳徳神」という神のいる方角です。
昔は、恵方巻きを食べる時だけでなく、
恵方にある神社へ初詣に行くという風習もあったほど身近な方角でした。
恵方巻きのルールについて正しく知ったところで、
今までとは違った気分で恵方巻きを食べてみましょう。